取り締まりが強化されます。
警察庁が取り締まり強化 対歩行者事故増加で
歩道を猛スピードで走る自転車に歩行者がはねられるなどして起きる交通事故が増えていることを受け、警察庁は20日、全国警察に自転車による悪質運転の指導取り締まりを強化するよう通達した。同庁によると、自転車が関係する人身事故は昨年17万4262件で前年比5.1%減少したが、自転車と歩行者による事故は2767件で7.4%増加。歩行者の死者と重傷者は計335人で、前年に比べ26.4%増えた。
自転車の悪質運転取り締まりを巡り、同庁は昨年4月、罰金刑など刑事処分の対象になる交通切符(赤切符)の積極適用などを全国警察に指示したが、赤切符での摘発は昨年計268件だった。
また、違反者に注意を促す「指導警告票」を145万1353件(前年比28.7%増)交付した。内訳は、無灯火が約51万件、2人乗りが約41万件。歩道通行者に危険を及ぼす行為でも約12万件が交付された。【遠山和彦】
毎日新聞